ネイティブ(ネイティブスピーカー)とは
その土地の人。原住の人々。また、他の語と複合して、その土地生えぬきの、原産の、先住の、などの意を表す。 ←yahoo辞書より
ネイティブ・スピーカー。ある言語を母語として喋れる人の事。←Wikipediaより
ちなみに母語とは
人間が幼少期から自然に習得する言語。もっとも得意な言語という意味で第一言語ともいうが、厳密には両者の間にはずれがある。←Wikipediaより
トマス・M.パイクデーによる2つの定義
1.ある言語を母語または第一習得言語として見につけている人
2.ある言語の有能なスピーカーであって、その言語を慣用に則って使う人
フィリピンは、国内に様々な言語を用いる集団が存在する多言語国家です。教育においては、1974年のバイリンガル教育政策以降、国語であるフィリピノ語と共通語である英語のバイリンガル教育が初等教育から義務付けられ、小学校入学と同時に実施されています。フィリピンは英語公用語国となり、その英語人口は、アメリカ、イギリスに次いで世界で3番目と言われ、アジア諸国の中でいちばん英語が使われている国となっています。
フィリピン人は、辞書の厳密な定義からすればネイティブスピーカーではありません。しかしフィリピン人の中でも特に高等教育を受けた人々はネイティブ並みの英語力を習得し、多くの人材が欧米企業向けのカスタマーズサポート(コールセンター)などで活躍しています。実質的なネイティブスピーカーが多く存在するのは、間違いありません。
フィリピン人の英語の特徴としては、アクセントはアメリカ英語に近く、くせが少なく、聞き取りやすいことがあげられます。
イートックはオリジナル教材を一番の特色だと位置づけおり、教え方が決まっている場合が多い為、発音の良し悪しで講師を選んでいます。よい発音の講師から習えるのもイートックの特徴です。
日本人でなくても、英語講師としてネイティブにこだわるのは当然のことと思います。生徒としては、ネイティブでなければ染み付いてない文化的な背景や価値観も併せて学びたいわけであり、例えそこから得られるものが同じだとしても、原本-コピー、原種-雑種のような関係に似た感覚でこだわってしまうのでしょうか。
日本人の中には、ネイティブだから正しい英語が教えられると思われている方がいますが、そうとは限りません。日本人が、誰しも外国人に正しい日本語を教えられるとは限らないように、ネイティブの場合も同じです。
日本人が最も気にしているのは「ネイティブ発音」です。
日本人はなぜか文法や発音にしても、正確さにこだわり、ネイティブと同じレベルを目指します。しかし、そんなことができる人間は一部の人間であり、理想でしかありません。
本質は自分が英会話でコミュニケーションがとれるようになることなのです。そのことをしっかり把握して、自分の目標を決めるべきです。